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 とんでもない事を聞かされた。「だれもわかんないんです。プラスチックのやすもんやとは」どういう事か?それは硯のことである。


  ここ那智は碁石や硯の産地である。そう那智黒石だ。私は以前那智黒石の採掘場へおじゃましたことがある。熊野に住む友人がわざわざ連れてってくださった。


  そしてなんと、硯をプレゼントされたのだ。「えぇ絵を描いてください」と。 私が使うにはもったいなすぎるので、書道の先生にさし上げたら「絹のような感覚で素晴らしいよ」と喜んでいただいた。


  下手な人間が使うより、本もんはプロに使っていただいてなんぼ。ボクも嬉しくなった。 ぼくは硯はもちろん全て那智黒石か、中国のそれに類する素晴らしい石で出来ているとおもっていた。しかし、、、


「これ観てごらん」と那智グロ。確かに石とは表示されていないが、まるで石で出来たようなイミテーションブラックを、火であぶる。そうするとプラスチックの焼ける悪臭が。



  唖然とするより憮然とした。怒りをおぼえた。「なにも知らない人はこれが本場那智の上等の硯」と。


「これが今の世の中のありさまです」だまされた方が悪いのです。そういうゲスな日本国になりさがったのです。山口百恵「イミテイション・ゴールド」を聴きながら@2012.3那智黒石の産地である那智

 

 
今年も子どもとともに歳時記2012年

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2013年8月16日 変更くろ
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