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 ドラは神戸につきものだ。ドラの音は、港町のシンボルともいえる。私は神戸と横浜に住んだことがあるが、どちらもドラの印象がなぜかある。そしてここ数年旅する長崎も同じドラの印象である。おいしいどらやき屋さんも、豚まん屋さんもおなじようにある。

 ドラと言うとなにを想像するか?息子は「どらやきとドラえもん」。麻雀好きは「ドラは簡単にほるな」と言う。「ドラといえばブルースリー」という人も。「おみやぁドラはトラ喰うドラゴンズ、ドアラもおるでょ」と中日ファン。

 港まちのドラは銅鑼である、そしてドラゴンの竜舞もある。銅鑼のねは出船の合図としての音風景であり、別 れの合図でもあった。銅鑼を鳴らして春を祝うのが竜舞なのだ。銅鑼も竜もアジアではだれにも馴染み深いものなのだ。ドラや竜がついた言葉は数多い。私は将棋が好きなのだが、好きな駒は飛車、竜王。

 なぜ春を祝うのが竜なのか?それは竜が春には天に登ると言う言い伝えから。竜には竜巻や風がつきもの、だから春一番がふくとも言う。この風が吹くに「福」をあててめでたいとも言う。人は文字ひとつで幸せな気分にもなれるのだ。


  そして辰の月は旧暦の三月で春本番。中国では太陰暦旧正月は春節といいお祭りをする。その竜舞「登竜門」がこの写 真。2009年1月30日撮影。

 竜がなんで、めでたいの?と言われるが、竜はのど仏にある逆さにひとつだけついたウロコに触れさえしなければ、人に危害を加えることもしない。逆鱗以外のウロコを撫でると幸せになるという言い伝えもある。節分の時大蛇が鬼を退治するおろち舞い、この大蛇が竜にかわって天に登るという話もある。種を蒔く春をつれて来てくれるからめでたいのだ。

 「モチベーション」なんて言うが、餅のようにねちょっと、そしてながぁく伸びて、そんな気分を味わいたいから人はお祭りに参加するのだ。別 に宗教儀式や、それは中国から来た祭やなんて御託を並べて、うんぬん、かんぬ んする必要、暇もない。


  幸せな気分にひとときでも、竜に成れればええんやから。投了。神戸南京町 春節祭は 2009年1月26日(月)〜2月1日(日)に開催された。 2009.2.4記




2010年神戸南京町春節祭は2月14日(日)〜21日(日)開催予定
春節祭については 神戸南京町


子どもとともに良き日に。歳時記



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