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 お寺がみじかにあったせいか、鬼が「わるもん」とは子どものころおもわなかった。それは鬼瓦のおにが、お寺を守っているからだと教えていただいていたからだ。この鬼瓦の絵をえがくのが大好きだった少年時代。近所の家の屋根にあった琉球のシーサーも最近まで鬼瓦の「ええもんのおに」だとおもい込んでいた。


  それに絵本のなかの「おに」は、全てが悪いおにであるわけでもなかった。力の強いお相撲さんのような大男は、農民たちがこまっている畑の大きな石をいとも簡単にどけてしまう。だけど、さぁ困った。大男にこの石どけてくれると村の娘っ子を、お嫁さんにあげると約束してしまった。しかし、人は約束を簡単に破る。怒った大男は「鬼に豹変して、村を壊して娘をさらっていった、ひどい鬼だ」と村人は言う。それは村人の弁明めいていて、悪いことをするやつだから鬼だという。これは私の創作だが、こんな話しはいまでも有りそうなこと。


  本来は人の良い力持ちの大男だったのに、評価する側の都合で勝手に鬼にされる。「ええもん」が急に「わるもん」に逆転するのである。このへんは事実をよく観ておかないと、えらいことになる。日本では、なにごともアバウトなのである。その割に地域特有の文化があり、それにそぐわない人は排除される。排除された者に自分の悪事をすべておしつけ、平気の顔するやからもいる。鬼より悪いやつがほんとは居るのだ。


  しかし、排除するまえに本来は文化の伝承をして理解させる努力も必要なんだけれど。その大男と村の娘を仲良くさせて、ご機嫌よく村の力仕事をすべてこの大男のリーダーシップでやらせて、村は益々幸せになる、私が村長ならそうする。いろんなものを受け入れて行くほうが、世の中は化学反応がおきて新たな方向がみえてくるからだ。なんだって変えて行きながら、よい方向へむかわせるのがリーダーなのだとおもう。


  子どもに「おに」はわるもんではないよ、それは人の見方で鬼にも成ったり、善い人になったりするのだからと。そんなことを言いながら、長田神社の「おに」を観たあと参道を歩るき、途中辰巳寿司でお決まりの鬼の金棒、巻き寿司を買って帰った。今年の恵方は庚、西南西。

「みんなおんなじ方向観て食べるなんて、ほんまおもろいなぁ」
「とうちゃん、しゃべったらあかんねんで」
「そやなぁここはだんまりの小沢流やね」2010年2月3日@神戸長田神社「追儺式」 983





子どもとともに良き日に。歳時記2010年


寅さんに元気づけられた震災の日15年目。@神戸ながた| 1.17
森を育てる、それも一人ひとりの力で@神戸みなとのもり公園|1.17
鬼さんこちら、手のなるほうへ@神戸須磨妙法寺追儺式|1.3


歳時記2009年

赤星憲広選手、感動をありがとう☆GO!GO!53!|12.9
あったかい家につつまれた島の子@家島 兵庫姫路|11.29
親子サイクリング2@秋の京都 嵯峨野|11.23
須磨浜地引き網漁で大漁だ!@SUMAHAMA KOBE|11.21
JT将棋日本シリーズ谷川浩司九段勝利@大阪|10.31
ガォーさんが、鉄人背番号28番@新長田 KOBE| 10.17
鉄道大好き、幸せは友が運んできてくれた@大阪天王寺|10.10
親子でちび電、レトロな昭和の情景@四日市近鉄ナローゲージ三重|9.5
鬼はほんとは情があり、やさしい。@鬼ヶ島・女木島 高松|8.14
田窪恭治さんが描いた椿の絵@こんぴらさん白書院にて香川|8.13
たまたま、それは偶有性のなか誰にも起こりうる事@広島MAZDAスタジアム|8.9
子どものころ好きだった0系新幹線@川崎ワールドKOBE|7.30
神戸の夏は山ゆき、海いき@SUMAHAMA KOBE|7.18
ウィスキーが好きですか@Arthu De Rimbaud KOBE|7.1
『デス・エデュケーション展開ノート』古田晴彦著@KG|6.15
ほ、ほ、ほたる来い@兵庫神河町|6.9
親子サイクリング、桂川サイクリング道路@嵐山 京都| 5.10
こどもの日、人生の半分は夜景。お山にて@摩耶山 KOBE|5.8
春らんまん、残る桜も散る桜@世界遺産国宝 姫路城桜|4春
街をPRするのに強烈な方法、終点がその街@阪神三宮〜近鉄奈良|3.20
春は梅、そしてカップル?!@岡本保久倉山KOBE|2初春
ボクのたからもの@長浜海洋堂 滋賀|2.9

春には天に登る竜@神戸南京町春節祭2009|2.4

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